2005年8月15日

前の犬(マイロ)の死

とてつもなく自分にとっては大きな出来事だった。

今にも死にそうだったし、苦しそうだった。あまり長く生かすのもかわいそうなほどだった。

「いつ死んでも覚悟はできた」と思っていた。しかし、受け入れられなかった。

犬は空気のような存在。居て当たり前。それが人によっては手抜きになり飼育放棄のようにもなる場合もあれば、逆にあまりに居ることが当たり前すぎて、生活の一部というか、自然にいろいろな細かいことができる飼い主と別れるとは思う。

自分は完全に後者だったので、依存症のような感覚すらあった。居なくなると急に広くなる家の中。いつも居た場所にいない事や、ちょっとした習慣。すべてに違和感を感じるようになってくる。


何より死んだという感覚が本当にない。


死んで強く思ったことは、本当に犬の一生は短い事である。人間に対してでも本当に短い。あっという間に死んでしまう。そのくせ、犬ってのはのんびり生きている。そのためあまり実感がないのだが、終わってみると本当にそう感じた。あっという間の一生だったんだって。

もっとたくさんの写真、たくさんの思い出を作ればよかったと思うけど、たぶんどれだけ作ってもその不足を補えるということはないとも今となっては思う。

大切なことは残すことではなく、今を大事にすること。

よくそう思う。

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